「あれ、Sonnet 5になってる」
この記事を書こうとClaudeを開いたら、モデル選択のところが見慣れない表示になっていた。調べてみると、昨日2026年6月30日にAnthropicが正式にリリースしたばかりのモデルだという。Free・Proプランのデフォルトが、知らないうちに切り替わっていたことになる。
ついでに発表ページを読んでみたら、性能を上げながら価格は抑えた、という話をしていた。ちょうど今日、お金の話を書こうとしていたところに、向こうも価格の話をしていたわけで、なんだか背中を押された気分になった。
💡 この記事でわかること
Claude Proの月22ドルは、資産ゼロから1000万円を目指す会社員にとって得なのか損なのか。表示価格と実際の請求額の差、NISA積立とのガチ比較、うまくいかなかったことまで、実際の数字だけで検証する。
とはいえ、新しいモデルが来た、という話でひと記事書きたいわけじゃない。Claude Proに課金してからちょうど2ヶ月が経った。今日はその2ヶ月分の”決算”をしてみようと思う。
ただの決算じゃない。わたしはXのプロフィールに「ほぼ資産ゼロから金融資産1000万を目指す記録」と書いている。積立も節約も、全部その1000万円のためにやっている。だとしたら、Claude Proに払っている月22ドルは、その目標にとって一体何なのか。得なのか、損なのか、それとも金額では測れない何かなのか。今日はそこを数字で確かめてみる。
先に結論を見せます
結論を先に見せる。細かい話は後から説明するので、まずはこの2ヶ月の”決算書”を見てほしい。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月々の拠出 | $22(税込・本日レートで約¥3,564) |
| 2ヶ月の手数料合計 | $66(約¥10,700) |
| 含み益 | ブログ記事9本、Xフォロワー332人まで増加 |
| 含み損の要因 | 効率化した分、会社の仕事が増えた |
| 1000万円目標への意味 | 金額としては誤差。ただし副業の推進力としてはプラス |
たった数千円の話に見えるかもしれない。でも「ほぼ資産ゼロから1000万円」を掲げているわたしにとって、この数千円をどう判断するかは、実はけっこう本気の問題だ。あなたなら、この表を見てどう感じるだろうか。得だと感じるか、微妙だと感じるか。ここから、ひとつずつ説明していく。
結局、Claude Proは月いくらなのか
そもそも基本の料金がどうなっているか、まず確認しておく。Claudeには無料のFreeプラン、月額課金のProプラン、そしてヘビーユーザー向けのMaxプランがある(2026年7月1日時点、公式サイトで確認)。たとえば、わたしのように毎日少しずつ使う会社員には、Proプランがちょうどいい規模感だ。
Free/Pro/Maxの料金
Free:¥0。Proプランは月払いで$20、年払いなら実質$17($200を一括前払い)。Maxプランは$100からで、Proの5倍〜20倍の使用量が使える(いずれも公式サイトの表示は税別)。2026年7月1日時点のドル円は162円台まで進んでいる。1986年以来の円安水準らしい。このレートで単純計算すると、Pro月払いは約¥3,240、年払い換算なら約¥2,754になる。
ただし、これは「表示価格」の話だ。
表示価格と実際の請求額は別物だった
実際にclaude.aiの請求ページを確認したら、この2ヶ月間、毎月$22が引き落とされていた。$20のはずなのに$22。最初は「あれ、値上げされた?」と焦ったが、調べてみると単純な話だった。$20という表示価格は税別で、実際の請求は消費税10%込みの$22だったということだ。$20×1.1=$22。ぴったり計算が合う。
💡 ポイント
「公式サイトに書いてある値段」と「実際に引き落とされる値段」はずれていることがある。これから始める人は、表示価格の1割増しで見積もっておいた方がいい。
積立投資と同じ目線で見てみる
ただ、ここで断っておきたいことがある。わたしは「投資家」と名乗れるほどの資金は持っていない。持っている金融資産だって、1000万円という目標からすればまだまだ道半ばだ。
とはいえ、月々一定額を払い続けるという行為そのものは、実はNISA(少額投資非課税制度。年間一定額までの投資の利益が非課税になる国の制度)の積立投資と構造が同じだ。積立投資は「大きな資金を持つ人」がやることじゃない。むしろ逆で、少額から始めて、毎月同じ金額を淡々と入れ続けることに意味がある仕組みだ。わたし自身、FANG+やオルカン(どちらも世界中の株式にまとめて投資できるインデックスファンドの名称)を毎月コツコツ積み立てているが、それも別に大金持ちだからやっているわけじゃない。
| NISA積立 | Claude Pro | |
|---|---|---|
| 毎月の行動 | 同じ額を淡々と積み立てる | 同じ$22を淡々と払う |
| 複利の中身 | 株式の値上がり益 | 記事の本数・フォロワー |
| 積み上がる条件 | 放っておいても増える | 自分が書かないと増えない |
だから、Claude Proの月22ドルも「サブスクの出費」というより「毎月の積立」として見てみることにした。積立には「複利」という考え方がある。最初は小さくても、続けることでじわじわ効いてくるという発想だ。この2ヶ月、Claude Proという名の”積立”は、いったい何を生み出したのか。
もし$66をNISA積立に回していたら
その前に、ひとつ気になったことがある。もしこの$66(約¥10,700)を、Claude Proではなく普通にNISA積立に回していたら、どうなっていたのか。
ざっくり計算してみる。仮に年率5%(インデックス投資の長期平均としてよく引き合いに出される、控えめな前提)で運用できたとして、2ヶ月間の運用益は「$66×5%÷12ヶ月×2ヶ月」で、だいたい$0.55、日本円で90円弱にしかならない。
拍子抜けする数字だった。90円である。缶コーヒー1本にも届かない。
⚠️ 注意
この試算はあくまで一般的な仮定に基づく参考値であり、将来の運用成果を保証するものではない。実際のリターンは市場環境によって変動する。
つまり、$66という金額を「投資に回していたらどうなったか」という土俵で比べても、ほとんど意味がない。金額としては誤差の範囲だからだ。だとすれば、Claude Proに払った$66を評価するときに大事なのは、金額の増減じゃなくて、「そのお金で何を得られたか」という中身の方だ。
本当の「複利」は記事9本とフォロワーの伸びだった
ブログ記事が9本できていた
そこで、このブログの記事一覧を見返してみた。今公開できている記事は、実はほとんど全部がこの2ヶ月の間に書かれたものだった。ファイルの作成日を確認したら、2026年6月13日から6月29日というわずか2週間ちょっとの間に、9本の記事が集中してできあがっていた。

自分でも驚いた数字だった。以前のわたしなら、記事を1本書くのに何日もかかっていたはずだ。それが2週間で9本。Claude Proに払った月22ドルの一番わかりやすい”リターン”は、この記事の本数だと思う。
フォロワーも332人まで
Xのフォロワーも、地道に伸びている。今日時点で332人。以前は298人だったので、正確にいつからいつまでの増加かは追いきれていないが、少なくとも増加傾向にあるのは間違いない。ブログの更新ペースが上がったことと、無関係ではないはずだ。

たとえば、記事を書く時間そのものが減ったわけではない。でも「調べる」「構成を考える」「初稿を作る」という工程がClaudeと一緒にできるようになった分、同じ時間でもう1本書ける余裕が生まれた。これが積立の複利に近い感覚だと思っている。
ただし、積立投資と決定的に違う点がひとつある。NISAの複利は、放っておいても勝手に積み上がる。でもClaude Proの”複利”は違う。自分が実際に書かなければ、記事は1本も増えない。道具がどんなに優秀でも、動かすかどうかは結局自分次第だ。2ヶ月使って、それが一番よくわかった。
含み損の要因:うまくいかなかったこと
ただ、いいことばかりでは記事として片手落ちだ。うまくいかなかったことも書いておく。
文字だけの訂正指示は伝わらなかった
Excelの処理やWebアプリを直してもらうとき、最初は文字だけで「ここをこう直して」と伝えていた。でもこれがうまく伝わらないことが多かった。「ここ」がどこを指しているのか、文字だけだと意外と曖昧になる。文字で説明しようとすると、逆にわかりにくくなることがあるのだと、このとき初めて気づいた。
そこで試しに、直したい箇所をスクリーンショットで撮って、そのまま貼るようにしてみた。これが一発で伝わるようになった。
それからは、訂正したい部分をスクショで撮って、そのまま貼り付けるようにしている。これだけで、やり取りの回数がかなり減った。副産物として、スクショを撮ってペーストする作業が一気に増えたのだが、それは後で書く。
効率化した分、仕事を増やされた
もうひとつ、これは中小企業のサラリーマンあるあるかもしれない。作業を効率化して時間が浮いたら、その空いた時間を見つけられて、「じゃあこれもできるよね」と新しい仕事を振られるようになった。
嬉しいような、悲しいような話だ。効率化した分は全部自分のものになるわけではなく、一部は会社に吸収される。浮いた時間の全部を副業や家族との時間に回せているわけではない。それでも、副業強化と家族の時間には、前より確実に多く使えるようになった。あなたの職場にも、似たような話はないだろうか。
副産物:マウスが変わった話
ところで、さっき書いたスクショ→ペーストの作業が増えたことで、地味に変わったものがある。マウスだ。
最初はロジクールのトラックボールマウス、ERGO M575SP(実勢価格7,000円台)を使っていた。手首への負担が少なくて気に入っていたのだが、スクショ範囲を選択したり、細かい部分を指定したりする作業が増えてから、もう少し精密に操作できるマウスが欲しくなった。
今使っているのはKensingtonのスリムブレード プロ、K72081JP(実勢価格16,000円台)。有線・2.4GHzワイヤレス・Bluetoothの3通りの接続に対応した4ボタンマウスで、ボタンにコピー操作などを割り当てられるのが決め手だった。ロジクールよりだいぶ高くなったが、スクショを撮って、指定のフォルダに保存して、Claudeに貼り付ける、という一連の作業が驚くほどスムーズになったので、わたしにとっては十分に見合う出費だった。
たとえば以前は「スクショを撮る→保存先を探す→ドラッグ&ドロップで貼る」という3ステップだったのが、今はボタンひとつで完結する。Claude Proの本題からは少し逸れるが、AIとのやり取りが増えると、地味に周辺機器の使い方も変わってくるという話だった。
1000万円を目指す自分にとって、月22ドルの意味——即答できることと、まだわからないこと
ということで、ここまでの話をまとめる。
Claude Proに払った$66(約¥10,700)を、単純に「お金」として見れば、NISA積立に回していたところで2ヶ月では90円ほどのリターンにしかならない。金額の勝負としては、はっきり言って誤差だ。
でも実際にこの2ヶ月で起きたのは、ゼロに近かったブログが9本の記事を持つようになり、Xのフォロワーも増加傾向にある、ということだった。これは「ほぼ資産ゼロから1000万円を目指す」というわたしの目標にとって、投資のリターンよりもずっと直接的な意味を持つ。副業の土台ができつつある、ということだからだ。
Claude Proを続けるかどうかで言えば、迷いはない。続ける。90円のリターンのために$66を払う人はいないが、記事9本とフォロワーの増加は、金額に換算できない種類のリターンだったからだ。ここは即答できる。
続けるかどうかに、迷いはない。
迷いが残るとしたら、そこじゃない。この9本の記事が、1000万円に近づく力になるかどうかだ。今のところ、このブログはまだ1円も生んでいない。楽天アフィリエイトのリンクは貼ってあるが、収益はゼロだ。記事という”資産”が、いつか副業収入という”現金”に変わるのかどうか、それはまだ誰にもわからない。浮いた時間の一部が会社の仕事に吸収されている分、悠長に構えていられる話でもない。
それでも、モデルはSonnet 5になり、これからも進化していくのだろう。道具は勝手に良くなっていく。あとは自分がそれを使って何を積み上げ続けるかだけだ。積立投資と同じで、短期の結果に一喜一憂しても仕方がない。それは以前書いた「投資メンタルの鍛え方」の話とも、ちゃんとつながっている。
あわせて読んでもらえると、今回の”決算”の背景がわかりやすいと思う。
投資メンタルの鍛え方|一喜一憂をやめたら資産が増えた話
投資で一喜一憂してしまうのは意志の問題ではない。「考え方を3つ変える」と「自動積立の仕組み化」で相場の上下が気にならなくなった方法をまとめた記事。
まとめ
✅ この記事のまとめ
- Claude Proの表示価格は$20(税別)だが、実際の請求は消費税込みで$22
- 2ヶ月の手数料合計は$66(約¥10,700)
- 同額をNISA積立に回しても2ヶ月では90円ほどのリターンにしかならず、金額の勝負では誤差
- 実際のリターンはブログ記事9本、フォロワー332人という副業の土台
- Claude Proを続けるかどうかに迷いはない。金額に換算できないリターンがあったから
- 迷いが残るのは「この記事が1000万円に近づく力になるか」という、まだ誰にもわからない問いの方
Claudeは無料プランでも試せる。含み損の要因があっても続けている理由は、金額では測れないリターンがあると感じているからだ。気になった人は、まず無料で試してみてほしい。
前回、Claudeで仕事がどう変わったかを書いた記事もあわせてどうぞ。
AIって文章だけじゃないの?Claudeで仕事が変わった会社員の話
プログラミングゼロの会社員がClaudeを使い始めたら、30〜40分かかっていたExcel作業が10〜15分になった話。
参考・出典
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。リンクを経由して購入いただいた場合、わたしに少額の報酬が入ることがあります。記事の内容はリンクの有無に関わらず、わたし自身の評価・意見に基づいています。

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